殿堂プレーヤー

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目次

  1. はじめに
  2. ライセンス
  3. 動作環境
  4. 動作に必要なソフトウェア
  5. インストール
  6. 使い方
  7. ファイル
  8. バグ
  9. アンインストール
  10. コンパイル

はじめに

「Muse の殿堂」は素晴らしい楽曲の宝庫ですが、1300曲以上のファイルを全て手作業でダウンロードするのは大変です。
そこで、殿堂のデータベースを取得して、聴きたい曲をオンデマンドで自動的にダウンロード・解凍して、更に Muse をオプション付きで起動して演奏できる、そんなソフトを作ってみました。


ライセンス

GNU General Public License version 2(GPL2)のフリーソフトウェアです。
添付の COPYING を参照して下さい。


動作環境

動作確認 OSWindows (XP), Linux (i686)
必要空きメモリ11 MB 以上

動作に必要なソフトウェア

Windows

Linux


インストール

Windows

先ず、Muse をインストールします。
参考:MuseWiki -> 初心者向け講座 -> Museの導入の仕方

次に、unlha32.dll をインストールします。
統合アーカイバプロジェクトから、個別ライブラリ -> UNLHA32.DLL -> ダウンロード、と辿って下さい。

最後に、殿堂プレーヤーの Windows 用のバイナリをダウンロードして、dendoplayer.exe を適当なディレクトリにコピーして下さい。
お好みで、デスクトップやスタートメニューにショートカットを作成して下さい。
こんな小さなツールですので、インストーラはありません。

Linux

先ず、Muse と Wine をインストールします。
参考:MuseWiki -> Muse事典 -> Museおもしろ情報 -> Linux上でMuseを実行する

その他に必要なのは、LHa for Unix ですが、大抵の日本語ディストリビューションには既に入っているかもしれません。

動作に必要なのは以上ですが、残念ながら現時点では Linux 他の UNIX 向けのバイナリパッケージは配布していません。
コンパイルの項を参考にコンパイルして下さい。

最後に、script/muse.sh を適当なディレクトリにコピーして、muse.exe へのパスをお使いの環境に合わせて修正します。
dendoplayer の初回起動時に、この muse.sh を設定して下さい。


使い方

初回起動時の設定

初めて dendoplayer を起動する時に設定することが 2つあります。

先ず、殿堂からダウンロードしたデータを保存するディレクトリを指定します。
Windows なら、「マイドキュメント」に muse というディレクトリを作って、そこを指定すると良いでしょう。
その他、ユーザの書き込み権限があるところならどこでも構いません。
UNIX なら、~/muse/ などが適当でしょう。
このソフトは複数ユーザーで設定やデータを共有するようには作られていません。
必ず、ユーザー毎にそれぞれのデータディレクトリを作成して下さい。
また、拙作 dendoupdate.rb をお使いの方は、それとは別のディレクトリを指定して下さい。
同じディレクトリで共存不可能という訳ではありませんが、dendoupdate.rb とは、データ保存の仕方が違うので、データがゴチャゴチャになって混乱のもととなる可能性があります。

次に、Muse のパスを指定します。
Windows で、デフォルトの C:\Program Files\Muse\muse.exe にインストールされている場合にはスキップされます。
その他の場所に Muse をインストールした場合には、muse.exe へのパスを指定して下さい。
UNIX では、添付の muse.sh を指定していただくのが一番簡単だと思います。

殿堂データベースの取得

[Data] - [Update Dendo database] で、殿堂に登録された曲のデータを取得します。
これにはけっこう時間がかかります。
一回データベースが作成されたら、次回の殿堂更新まではこの作業は必要ありません。

「Muser's List」(くさばさんの「とものページ」の中段)や、mixi の「音楽ソフト 【 Muse 】」で、有志の方が殿堂の更新情報を配信してくれています。

曲データの取得と演奏

殿堂データベースが取得できたら、上のペインに曲名や作成者等の一覧が表示されます。
聴きたい曲をダブルクリックすると、曲のデータをダウンロードして解凍します。
左下のペインにファイル名が表示されたら、それをダブルクリックして Muse を起動して、演奏を開始します。

メニューの使い方

Data
Search
データの検索をします。
Windows では、まだ使えませんので、ヘッダのクリックによるソートを活用するなどして下さい。
Restore database
検索やソートの結果を破棄して、全体のデータベースに戻します。
Force download this music again
一度ダウンロードしたファイルは、ダブルクリックでは再ダウンロードできません。
ダウンロードしたファイルが壊れていた、データの差し替えがあった、等の場合にはこのコマンドで強制的に再ダウンロードをして下さい。
Force extract this music
手作業などでダウンロードした殿堂のデータファイル(.lzh)がある場合には、Data Directory/lzh/ にコピーして下さい。
dendoplayer を(再)起動させると、State に反映されますので、このコマンドで解凍して下さい。
Option
Muse path
Muse へのパスを設定します。
Muse options
Muse に渡すオプションを設定します。私のお勧めは、*a *e *p *s *x です (^^

ファイル

データディレクトリの中の lzh ディレクトリに、ダウンロードした .lzh ファイルが保存されています。
これは、削除しないで下さい。

データディレクトリの中に dendodatabase.csv という CSV ファイルがありますが、これは dendoplayer のデータベースのコピーです。
他のソフトなどで殿堂のデータベースが必要な時は、こちらをお使い下さい。
ただし、次回のデータベースのアップデート終了時に上書きされます。

dendoplayer の設定ファイルと同じ場所にある、本体のデータベース(dendodatabase.csv)は、編集しないで下さい。


バグ

バグかな? と思うことがありましたら、作者までご一報下さい。


アンインストール

インストールしたファイルの他に、設定ファイル等のディレクトリを削除します。

Windows 2000, XP:
C:\Documents and Settings\User Name\Local Settings\Application Data\dendoplayer

Windows 98:
C:\WINDOWS\Local Settings\Application Data\Dendoplayer

Linux:
$HOME/.config/dendoplayer

必要なければ、データディレクトリの dendodatabase.csv も削除して下さい。


コンパイル

コンパイルに必要なソフトウェア

コンパイラのインストール

Free PascalLazarus
参考:lazarus wiki -> Installing Lazarus/ja
Linux で Lazarus をコンパイルする時に "libgdk-pixbuf not found" でコケる場合は、
  1. gdk-pixbuf を使用しないようにする
    make OPT=-dNoGdkPixBufLib
    参考:http://wiki.freepascal.org/Lazarus_Faq/ja
  2. gtk2 でコンパイルする
    make LCL_PLATFORM=gtk2
    参考:http://javivf.alasombra.net/blog/?p=941
でうまくいくかもしれません。
lNet
Download -> lNet package と辿って、最新版(執筆時点では lnet-0.6.2.zip)をダウンロードします。
lazarus/components/ に解凍します。
Lazarus を起動して、[Component] - [Open packaga file(*.lpk)] で lnetvisual.lpk を選択して [Install] でインストールします。

コンパイル

src/dendoplayer.lpi を Lazarus で開いて、Build して下さい。

Happy hacking!


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